再びアメリカーロサンジェリスへ
この時月から地球へ持ち帰った岩石は「月の石」として珍重され、1970年の大阪万国博覧会、アメリカ館にも展示された。
私達一家もご多分にもれず大枚をはたいて見学にでかけたものだった。それは長蛇の列で入館までに相当の忍耐が必要だったが、暑さにもめげず頑張って一見した。今風に言えば「超、見ちゃった」のである。
こんな騒ぎもおさまった頃のある日、主人の所にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のイアン・カプラン教授からアポロ14号がフラマウロの丘から持ち帰った石(土壌)を分析しないかという打診が入ってきた。
こうして私たち一家は再びアメリカへ行くこととなった。人口八千たらずの田舎町三朝から突然アメリカでも名だたる大都市、ロサンジェリスに投げ込まれた子供達(と私の)の生活を中心に思いで話をつづることにする。
目次
1 ダディーテレビに出るー多難な旅立ちーパンナム機、エンジントラブルで引きかえすーやっと着いたロサンジェリス 2 ジャカランダの風に吹かれて−UCLAの人達とーわたくしの喜び、ヤング夫人サンタバーバラへ 3 ハチドリの飛ぶ家でー子供達の学校生活ディズニーランドへ行く 4 悪い知らせーサンジエゴへドライブーHitoshi, It's surprising', デスヴァレーでキャンプー子供達の遊びーレドンドビーチで釣りをする 5 新年を迎えてー多事多忙ー、遂にグランドキャニオンに行くー 6 エルパソからチワワへ(ツームストーン、カルルスバッド・ケイヴァン、チワワ、カサグランデ)ーバハ・カルフォルニア 7 春から秋へーセコイア国立公園からキングスキャニオンへーフォルクスワーゲン・キャンパーー帰国-ロサンジェリスからサンフランシスコへーバンクーバーからキャルガリー、そして日本へ
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